12.01Sat.
2018
世界館
「おらがいくさ」
脚本/演出/音楽:富田信二 演出助手:梶本亜希 殺陣:赤兵衛 振付:野道綾子 デザイン:友野雅広 マネージャー:米谷唯制作:芝居塾ト組
西暦1500年代初頭 室町時代から乱世へと大きく時代が動きだした頃のお話です。
華々しい戦国武将の武勇ばかり語り伝えられる裏側で、大地震・洪水・干害・冷害そして追い討ちをかけるように疫病の蔓延と、民にとっては受難の時代でありました。
ここ「石山の邦」でも同様、数年続きの天候不良によりしばらくまともな実りはなく民は疲弊しきっておりました。なかでもこの二年続きの日照りはそれはそれはひどい有様でした。
村同士はギクシャクし、かつての豊かさの象徴「美里川」は見る影もなく干上がり容赦なく照り付ける御日様のまぶしさは白々しく空しくも映るのでした。
ある日の事 薄汚い浪人者が「石山の邦」へ流れつきます。充満する澱んだ空気が一筋の外からの風によってかき乱され融合し・・・結末はいかに?
そんな「石山の邦」の四日間を描いた作品です。