11.23Thu.
2017
世界館
「阿国~荒れ野に咲いた女の物語~」
脚本/演出/音楽:富田信二 殺陣:赤兵衛 ダンス:野道綾子 映像/デザイン:友野雅広 制作:芝居塾ト組
戦国の世も終わりを告げる頃 信長、明智、豊臣、徳川 と目まぐるしく時代は動いた。
民は疲弊し翻弄されながらもしたたかに生きていた。
一方で、出雲大社勧進(奉納金集め)の為、幼い頃に出雲を出て諸国を踊り歩いてきた阿国たち
少女から女へと成長してゆくとともに持って生まれた技が開花し、いつしか阿国一座の名は庶民の
噂の種となり人伝いに広がっていった。
出雲へ帰る事より踊り続ける事を選んだ阿国たちが流れついたのは摂津の国。
そこには阿国たちの生き様を左右する出会いが待っていた。
本作品はフィクションです。
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参考
「出雲の阿国」
安土桃山時代の女性芸能者 ややこ踊りを基にかぶき踊りを創始したと伝えられている。
このかぶき踊りが現在の歌舞伎の原点だと言われている。諸説あるが、出雲国(島根県)出身で、
出雲大社の巫女だったという説が一般的で、出雲大社の維持の為に全国を踊り巡業し寄付を集め歩いたとされている。当時の文献によると、奈良春日大社、伏見城、京都御所、江戸城などで踊ったという記述がみられる。